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2014-01

「元旦しずく」もじわじわと

正月三が日は10時より営業となっていますが、開店前に出勤すると
お客様がすでにお待ちの状態。慌てて玄関を開けました。
「元旦しずく」の販売が2日からということでご予約いただいた
方々ばかりです。この商品の企画をしてから今年で3年目になり
ますが少しずつ定着してきたようで酒質も55%精米の吟醸無濾過
の非常に香り高い酒質プラス午前0時からの瓶詰めによる
新年一番酒のめでたいお酒というところが喜ばれています。
この商材もあと2~3年頑張って続けていけば右肩上がりで
増えていきそうな感じです。
私どものような小さな酒蔵は一気に爆発的に売れるものってあまりなく、
日々、年々同じことを繰り返していく中でじわじわと
広がっていく感が強い商品が多い。
CM出すわけもなく、折込み入れるわけもなく、営業することもなく
口コミが頼みの綱。でもこれが一番強烈な宣伝媒体になります。
一気に売れ出した商品ほど息が短く次の一手を打っていかないと続かない。
しかし、じわじわと口コミで広がった商品で大量生産に走らなければ
不変の人気を博すように思います。
この長く掛かる時間を我慢できるかどうかが商品ブランドを
崩さず守り続ける秘訣でもあるのでしょうね。
現代は情報過多。
ゆえに時間を急ぎすぎるあまりせっかくのいい商品が
出てきては消えていくことが多くないでしょうか。
宣伝ツールが増えるといろいろ試せるいい時代なのかもしれませんが
消費者はその情報に踊らされまくっています。
お買い物は楽しいけど買う側の目利き力も求められる時代です。

午前0時からの瓶詰め

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

正月気分もどこへやら午前0時前に出勤し、
仕込み12号吟醸酒無濾過「元旦しずく」の手詰めを行いました。
元旦とともに詰めるという超こだわりのお酒。
打栓したあとキャップシールを行い午前2時半に終了。
このあと帰宅して仮眠とってまた出勤。
ラベル貼って箱入れして1月2日着指定で荷造りし、宅配便に載せます。
元旦しずく
一人で作業していると時間が掛かり夜通しになるので
愛する妻が手伝ってくれました。
(こんなときだけ愛するなんて言葉を使ってますが…)

作業中に妻がポロリとつぶやきます、
「70になってもこんなことしてたらどないしょ」
あとは息子どもに託すしかない。

※店頭お引き取りの方は2日よりお渡し可能です。
精米歩合55%のアキタコンノの酵母菌を使った華やかな吟醸生です。
若干ですが余分に詰めておきましたので
お申し込みお忘れの方も是非ご来店くださいませ。

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