2013-01

年末年始にかけて大吟醸無ろ過の販売を行いましたが、
お客様より大吟醸系の無ろ過は今後出てこないのかとの
お問い合わせが多くなってます。
そこで発売予定はなかった純米大吟醸の無ろ過を明日より
店頭のみで販売いたします。一升瓶は３０本のみですが
７２０mlは多めに詰めております。
純米大吟醸酒なのでお値段はそこそこいたしますが滅多に
出てこない大吟醸無ろ過ですのでこの機会にぜひお試しください。

720ml　2,500円税込　　　1800ml　5250円税込

大阪府立大学との産学連携で開発された古代米酒を今年も
仕込みます。今季の使用米は大学外が殆どで府大産はごくごく一部と
なります。その一部を引き取りに大学へ行ってきました。

こちらが毎年お世話になっている西田先生。古代米のスペシャリストです。
堺美原も河内長野もこの先生のお世話で古代米の栽培が
実現しました。
こちらの研究フィールドでは希少な野菜やフルーツなど
いろんな品種を研究栽培されていて大阪産のマンゴーなども
研究中。近い将来、甘くておいしい「なにわマンゴー」なんてのが
市場に出回るかもしれません。
また府大は植物工場も有名ですね。
TPPによる自由化が懸念される農業分野ですが逆にやりように
よっちゃ注目される分野だと思います。外国には真似できない
品種の開発など大学の果たす役割はかなり大きいかと思います。

今季２回目の大吟醸粕の販売が始まりました。
買い占めといいますかまとめ買いが多く今日だけで500個
売れてしまいました。今週末まで販売してます的なご案内を
しましたが無理っぽいです。二・三日中になくなる勢いです。
故にご遠方で今週末ご来店のお客様は
送料掛かりますが電話で代引き購入をおすすめします。
ご遠慮なくお問い合わせください。

昨年12月26日に京都市が制定した条例「京都市清酒の普及に関する条例」。
つまり京都市では乾杯は日本酒でやることを条例化した画期的なものです。
伏見という酒どころがあり地場産業になっているからできる条例でしょうね。
うちの市なんて しがない零細蔵一社だけなのでありえない話です。
あとは京都から始まって全国に 少しずつでも広がってくれれば嬉しいですが。
日本酒がもっと見直されて身近に呑んで もらえるよう復権することを切に願います。
因みにビールで乾杯しても罰則はないようです。
制定してからは早速効果が出て いてあちらこちらで
日本酒が宴席で使われているようです。

蔵玄関前にある邪魔だった電柱がいよいよ引っこ抜かれます。
寝静まった夜中に作業をするらしい。お昼間に作業の下準備が
行われました。この電柱があることで敷地内の駐車場に太い支線が
ありすごく邪魔でしたが今日からなくなり駐車場も広く感じます。
ついでに町中全部抜いてくれれば良いのですが･･･。

明日から発売がはじまる大吟醸粕の袋詰め作業が佳境。
すべて手作業のため人手が要ります。
社員とパートが入り交じっての作業。
個数は十分ご用意できる予定ですが、百貨店、町の酒屋さんにも
配達がございますので店頭でお買い上げの場合は今週中のご来店を
お奨め致します。

ヤフー知恵袋でアルジェリアの人質事件による日本の資源確保を
危惧する質問があり下記の回答が出ていました。プラント開発による
エネルギー資源はEU諸国向けという内容。日本のエネルギー資源とは
無関係とか。もし本当なら報道が不十分で日揮の企業責任がもっと
問われるべき事件、事故です。亡くなられたご遺族へ十分な補償を
行うべきですね。といいますかあれだけの企業だと最悪の事態で
補償になってもいくら必要かも計算して海外プラントを受注しているはず。
規模に対して日本人の派遣人数が少なすぎだと思いませんか。
以下ご参考まで。

『アルジェリアで、イギリスＢＰ社の依頼で、仕事をしていただけです。
ここの石油は、ほとんど、ＥＵ諸国に行きます。日本の石油とは、
関係ないでしょう。本当に、日本向けは、中東と、ロシアの天然ガスです。
高いお金で、電力会社が、買っています。ロシアも、シェルが、
日本が買うというのが、決まってから、工事の受注をして、千代田や、
日揮がとれたのです。プラントをひとつ受注できれば、
かなりのお金になります。別に、日本のために、しているわけではありません。
自分の会社と、よくなれば、給料も、増えます。リスクは、承知で、行ってます。』

酒蔵玄関に置いている看板台が傷んできたのでそろそろ
替え時かと思っているときに趣味で日曜大工をしている
方から差し入れをしていただきました。
完全手作りのワンオフ仕様。横幅もあって安定感抜群。
イベントでも使えそうなので有効活用させてもらいます。

本日より今季の酒蔵見学会がスタートしました。
毎週土曜日開催要予約ですが、定員が30名までとなっておりますので
ご参加ご希望の方は早めのお申込みをお願いします。

見学料はお一人500円を頂戴していますが、509円の吟醸酒をお土産に
差し上げているので実質タダです。

手造りの酒造現場を見ていただくだけでなく、中世から寺院で造られて
いた天野酒の歴史や四方山話など飽きのこない内容でご案内します。
是非是非お越しください。

会社を経営していると必ず金融機関とのお付き合いが出てきます。
大昔は弊社も西條銀行として金融業を営んでいたと父より聞いています。
駅前にあるアルファベット三文字銀行の前身だったとも聞いています。
なので昔は都銀をメインバンクとしてましたが今は全く取引なし。
理由は儲かっている時と儲かっていない時の寝返りの激しさに
こんな方々と付き合うのは精神衛生上よくないと感じたから。
私が社長になってからは町の信金にこちらも寝返りました。
しんどいときに親身になって相談にのってくれたのも信金でした。
今もその恩義があるのでお付き合いをしています。

私の性格上、借金が嫌いなのと借金をしてまで会社を伸ばそうとも思って
ません。なのであちらからみると旨味のない企業とみられますが、
今後また何があるかわからない激動の時代。信金との関係は今も深いです。
金利の安さでは都銀にメリットありますが、本当に困った時に相談に
のってくれる金融機関が一番。金利の差額以上に大事なことだと
思っています。金の亡者とは付き合いたくないです。