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2012-12

蔵の中でひとり

従業員は仕事納めとなりました。一人残って明日の店頭在庫補充をした後、
暗い槽場(搾り機)に誰かに呼ばれるように足が向いた。もちろん誰かが
呼んだわけでない。
酒造場は電灯を消すとホント真っ暗になります。社員はお化けが出そうと
怖がるくらいにシーンとしていて普通の人なら気持ち悪いかもしれない。
でも私はこの暗い静けさが好きでよく一人で槽場に行くことがある。
いつも従業員に言うのは幽霊はいない。けどお酒の神様は間違いなくいる。
そして我々を見守ってくれていると。私は神様の声を聞くなんていう
繊細な特技は残念ながらな持ち合わせていない。
なので私から一方的にお願いや感謝をしている。
気持ちだけでなんでも上手くいくほど
世の中甘くないのは今までの人生経験から重々分かっている。
神様を信じてれば救われるとも思っていない。
そこでいえることは自分を信じれないヤツは
絶対に何をやっても上手くいかない。
逆にいうと自分を信じれるヤツは神様を信じた方がいい。
結果が出やすい。

今年もあと一日になった。こうやって酒造りができること。
しんどくてもみんなで楽しく仕事ができること。
お酒の神様、今年一年ありがとうございました。

今年最後の土曜日、また雨じゃ。

明日は大晦日。いよいよ今年も終わりです。みなさんは仕事納めも済んで
お正月を迎える準備かと思います。当然会社もお休みで。
うちは明日も蔵店オープン。そんなに働いてどうするの?て言われますが
日本人の食のスタイルがあまりに欧米化して日本酒は冬の飲み物。
お正月だけは日本酒で、という方々が増えすぎてしまった。当然この時季を
逃すことは商機を逃すことになる。必死のパッチです。
年末年始を休み無しで働くことで自分ってよく働くよなぁ、なんて
自分をほめていることで安心しているところもあったりして・・・
ダメですよね、これは。

年間通して平準化した売り方ができればもっと幸せな仕事なんでしょうが
これはどこのお蔵さんも同じでしょう。

話は変わって、それにしても11月、12月の土曜日って雨が多くないですか?
今日も大雨。なんかかき入れ曜日にこんなんじゃ売り上げも伸びん。
御天道様にも見放されている状況です。

年末年始の営業

年末は大晦日まで営業してます。新年は1月2日より営業。
初売りセールを1月9.・10日の両日、戎講に合わせて
行いますのでご来店お待ちしております。

朝日放送『ビーバップハイヒール』のロケがありました。

2月7日(水)午後11時17分オンエア予定の朝日放送『ビーバップハイヒール』の
ロケがありました。今回は蔵の外観だけです。放送内容は中世一等酒だった
僧房酒天野酒と伊丹酒の歴史についてドラマ仕立てで紹介されるとのこと。
当時のお酒を復刻している弊社の「僧房酒」もスタジオで試飲していただく
ことになりました。どんな内容になるのか今から楽しみですが、
おそらくオンエア後、僧房酒に注文が殺到するのがわかっています。
しかし、しかしこの時期から在庫が切迫していくのでまたご迷惑を
お掛けすることになりそうな・・・。
僧房酒は大量生産できないお酒の上にいつもテレビで紹介されるときは
なぜか在庫が少なくなった時です。巡り合わせが悪いです。
といいますか商売が下手な私です。

沖縄県浦添市職員が視察されました。

昨晩、市役所の商工観光課の職員が沖縄県浦添市観光協会の方とご来店。
どうやら市の規模がほぼ同じ河内長野市の観光事業の視察に来られたとのこと。
町おこしの話や地元企業としての取り込みなどを少しお話し、時間も時間と
いうことで帰られた。明日も一日河内長野を視察するとのこと。

で、今朝開店の準備をしていると昨日の浦添市の職員さん二人組が
酒蔵通りを散策されていた。昨晩の夜の景色とは違う昼の風景が見たかった
ようです。またまた、立ち話になりましたが、沖縄県は観光特化県であり、
町の収入も観光事業なくしては成り立たないはず。本土からの流入者も多い。
いろんなおしゃれなカフェやショップができて町に観光客が増えていくのは
望ましいように思われているが、最終的には本土からの流入者による町おこし
よりも地元の生粋の浦添市民が町の発展を担っていかないと一時的な活性化
になってしまうのではという意見を述べさせてもらった。

沖縄に限らず日本全国の観光地に言えることですが、
外部流入者による派手な見た目の町おこしと地元民の協働作業による
地味な町おこしの二通りがありますね。継続性はどちらにもありますが、
永続性は後者になると思っています。

市の職員の仕事の成果としては即効性が望まれるところですが
心に響く町というのは5年、10年でできるものでなく
30年くらいの単位で街づくりを考えていくことが必要です。
その意味ではその町に住む人たちが一生かけて町を作り上げていくという
のが生業以外に課された仕事であると思います。
家は住み家であって回りから干渉されたくないと思う人たちで形成された
町は人の交流もなくいさかいが多かったり、犯罪が多い町になってしまう。
良い町ほど「干渉」を「交流」という名に変えて仲良く付き合っているのだと思う。

年末年始限定『大吟醸無濾過生』がウェブショッピング可能に

お待たせしました。24日から店頭販売している大吟醸無濾過生が
ウェブショッピングできるようにしました。
1/10までの限定特価となっておりますのでご利用ください。
本当にお買い得ですよ。

http://shop.amanosake.com/products/list.php?mode=search&category_id=&name=%E5%8D%81%E5%8F%B7&search.x=19&search.y=3

お待たせしました酒粕飴入荷しました。

品切れしておりました酒粕飴が再入荷し店頭で販売しております。
このあめちゃん、酒粕の風味がしてなぜか懐かしく素朴な味に感じます。
年配の方にリピーターが多いです。
素朴な味には理由がある。成分表をご覧ください。

砂糖、水飴、酒粕これだけ。
カタカタ文字やアルファベットの成分が入ってない。
シンプルイズベスト。

そうめん瓜の粕漬ができました!

この夏に漬け込んだ自家製「そうめん瓜粕漬」ができあがり
本日より販売しております。シャキシャキ食感と酒粕の旨味、
甘辛いお味はお酒のアテは勿論、ご飯のおかずにも最適。
ご利用お待ちしております。
ネット通販は明日以降となりますのでよろしくお願いします。

今日がピーク???

朝から休みなしで店頭販売に追われ今やっと締め処理が終わった。
家族全員疲労困憊です。死んでます。もう何もできないくらいに・・・。
年末のご来店者は今日がピークなのかと思うくらいの忙しさでした。
たぶん家族3人でさばいた数としては過去最高だと思う。
店頭のお客様は年々増加傾向。これ以上増える場合は3人でさばききれない。
年末の連休は考えないといけないな。来年は一日全員出社で1月に代休を
取るシステムを組まないとこのままではご来店のお客様にご迷惑が掛かるばかり。
今日は痛感した一日でした。

大吟醸無濾過生を明日より販売

お待たせしました。年内最後の新酒「大吟醸無濾過生」が出てきました。
閉店後、家内と二人でよなよな手詰めをして明日からの販売に間に合わせました。
作業はすべて手作業。一本、一本、私と家内のふたりの手で詰められたお酒。
打栓もキャップシールもラベルもすべて手作業で行っています。
年末年始のちょっと贅沢なお酒をお探しの方には是非ご賞味いただきたいです。
酵母は1801号の香り華やか。日本酒度は+5.5なれど天野酒伝統の甘旨。
サイフォン式で瓶取りするのですがタンクの真ん中あたりの
澱がたくさん混じった部分を汲んでいます。
作業しながらの試飲で確信。絶対のイチオシです。
お値段は恒例のお正月特別価格でご提供。
1800ml 3900円 720ml 2250円です。
特に一升瓶が激安になっています。
この大吟醸が出てくるのをまだかまだかとお問合せいただいている
人気商品ですのでご利用お待ち申し上げます。

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