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2014-11

重伝建地区をめぐる旅〜うだつの町並み 脇町編〜

朝の天気予報でピーカン、最高気温が20度まで上がるという。

ちょうど仕事の予定も入れていなかったので今年最後の重伝建保存地区の

視察に行くことに…しかもバイクで。

今回は前々から行ってみたかった徳島県美馬市脇町のうだつの町並みです。

前日から決めていたら早朝出発で余裕をもって旅程を組めたのですが

朝起きていきなりいくことにしたので準備が全然できておらず大慌てで

着替えて会社を出発したものの午前9時半を回っていた。

これは日没までに帰れないのは確実。

休憩の時間を少し減らして高速中心で行けばなんとかなるだろう。

ここまでは良かったのですが最近ボケが入ってきていて

なぜか近畿道から中国道に入ってしまい気がつけば大回りしている。

明石海峡大橋を渡って淡路SAで早めの昼食。

漬けマグロ丼_R

漬けマグロの丼を食す。

休憩も短めに一路四国へと向かうことに。

久々に乗るビッグバイク。基本はオフロードバイクなので高速ツアラーとは

いえないがやっぱり250や400ccクラスにはない安定感と

パワーは楽チンで快適に飛ばします。

この感覚は仕事を完全に忘れさせてくれるし別次元へと導いてくれる。

バイクやっぱいいわ。

乗ったものにしか味わえない醍醐味です。

淡路島から鳴門に入って一旦下道に。

そして徳島道へ。脇町までは30分ほど。

ようやくうだつの町並みに到着。

駐輪場が見当たらないので老舗の酒屋のおばさんに聞くと

自分とこの敷地にどうぞということで厚かましく停めさせていただく。

気温20度で冬のジャンパーでは暑い。軽装になってカメラ片手で歩きます。

まずは酒屋のおばさんにお礼とご挨拶。

正木酒店さんです。

酒屋_R

造り酒屋ではなく小売店です。どうですこの店構え。

昔のまんまで店内地面もコンクリめくって土に戻している。

お店の扉も特徴的です。

吊り上げ扉_R

ロープで上に持ち上げて間口を広く使っています。

このあたり特有の造りです。

お店の看板娘?

なんとここのおばさん観光ボランティアガイドリーダーらしい。

ガイドリーダー_R

皇太子や安倍総理も案内している超有名人。

常連客_R

と、このおじさんが言ってました。

昼間っからコップ酒でなかなか気分良さそうです。

「まぁ、すわりーな」「どっから来た?」と気さくに声を掛けてくれます。

パンフをもらって簡単な説明を受けますがとにかくしゃべるしゃべる。

このまま話し込むと他に回る時間がなくなりそう。

適当なところで切り上げて次へと進みます。

うだつ_R

通りに面した家々の屋根には「うだつ」いわれる立派な防火屋根が

隣の家々との間に付けられています。これは富と財の象徴であり皆競って

立派なうだつを付けたのが今の町並みを形成しているのです。

よく「あいつはうだつの上がらん奴や」なんていいますが

この語源にもなっています。

うだつメインどおり

無電柱化で空が開放的。ほんと綺麗で羨ましい。

指定文化財_R

こちらは市指定文化財の吉田家。

藍染の豪商だったようで公開されています。

時代劇のセットのような実物モノです。

吉田家_R

入り口から左側は藍染雑貨がたんと売られています。

市指定でありながら販売店活用できるんや。

うちの旧店舗も市指定文化財を目指したのですが活用面で全く

自由が利かず諦めてしまった経緯あり。

やりようはあるではないか?

お店の女性にそのあたりのことを聞いてみた。

最初は指定文化財ということで物販もできない状態だったが、

お店の生業に準じた商品(藍染)を置いていくうちに少しずつ

販売品目が増えて今の状態になったそうです。

市もよく許可しているなというのが私の印象。

指定文化財で小売店などに活用されているものは非常に珍しい。

やればできるじゃんというのが正直な感想です。

通りを進むと同じ名前の表札発見。

同姓_R

西條さんちです。

どんな人が住んでいるのか見てみたい気もしますがうちとはなんの繋がりもおまへん。

四国には西條さん以外と多いようです。

うだつの町並看板_R

通りの終点まで歩くと町並み看板あり

ここからの眺めも綺麗です。

無電柱化_R

通りを引き返し休憩タイム。

吉田家のお隣奥に道の駅があり特産品コーナーと2階に休憩所がありました。

道の駅_R

道の駅藍蔵

ご当地ならではのスイーツということでお奨めを聞いてみた。

なんと激辛モナカを奨められた。

みまから味?なにそれ?

みまからもなか_R

エーッ!と思いましたが、スイーツだし大したことないだろう。

奨められた以上は食べないと…

激辛もなか_R

見た目は普通のバニラモナカ。

ですが食べてる時は冷たさでわからない。

飲み込んだ後、のどに違和感、ヒリヒリ激痛が走ります。

バニラアイスに青唐辛子が入っているようで私にはダメでした。

子供は100%ダメかと思う。大人も好んで食べる人いるんだか。

この後、お口直しが必要になり和風喫茶であったかいコーヒーをいただきました。

もう少しゆっくりしたかったのですが帰阪の時間を考え、足早に帰路につきました。

会社に帰着したのは午後7時前。

帰着_R

さすがに夜のライディングは寒かった。

帰宅後はほどよい疲れで熱い風呂がサイコーでした。

最後に所感です。

脇町は平成元年に重要伝統的建造物群保存地区のを受けていますので

すでに26年が過ぎています。いろいろなところを見てきましたが

私が見た重伝建地区の中でもベテランの口かと思います。

無電柱化も完成しておりご覧の通り空がすごく綺麗で見栄えがします。

お店もいろいろ入っていますが他府県からの流入を促進しておらず地元の方々で

街を守りながら活性化を行っている感じがプンプンします。

これは非常に大事なことだと思います。

しばりの多い指定地区となっている以上、外部からの商売目的の移入者は

土着者とのベクトルが合致しないことが多い。

ここで何をしたいのか、ここで住民とどう関わりたいのかを考えれる人を

迎え入れないと難しいでしょうね。

一方で小さな市場、少ない利益でどうやって維持していくのか。

お金で買えない価値のあるものを有しているという自信、自慢と風土がないと

やってられないのが重伝建地区かと思いました。

国の充電システムにもの申す

充電カード

電気自動車が出先の充電設備で無料で充電できるカード

電動車両サポートカードが三菱自動車から届いた。

20日から受付が始まっていたので早々と申し込んでおいた。

チャデモカード

先月入会したこのチャデモカードはあちこちで有意義に使わせもらっていて

一ヶ月のガソリン代どころか電気代も大幅に圧縮できて非常に助かっている。

それがなんと3月で廃止になるらしい。

チャデモカードって社会実験だったのである。

このカードが廃止になるための非常措置として今回の電動車両カードが

急遽発行され3月までは入会金、月額、充電費すべてが期間限定で無料になると書いてある。

4月以降は再度カードを申し込んで月額いくらになるのかしらんが有料となる。

このシステムのやり方おかしいと思いませんか?

国の施策としくみがどうにもええ加減な感じですべてが見切り発進。

でもってコロコロやり方変えるばかりで高いカネ払って買った電気自動車は

今後も安心して乗れるのか心配です。

これに加えて12月にはトヨタから燃料電池車が発売され水素充填が

今後のインフラ整備に必要になってくるわけで電気と水素が入り乱れて

結局ユーザーが振り回される事態となるのは目に見えている。

今後どうなるんでしょうか。

不気味な雲

不気味な雲

夕方見上げると不気味な雲が出ていました。

地震雲でなければいいのですが・・・

新酒出ました!

今季の一番搾りが出てきました。

仕込一号

初槽の酒500

店頭では無濾過のまま生原酒で販売中。

天野酒の平成二十六年度あらばしりをお楽しみください。

オンラインからもご購入いただけるようになっております。

御利用くださいませ。

◆仕込み一号無濾過生原酒720ml 1,224円税込み
http://shop.amanosake.com/products/detail.php?product_id=112

◆初槽の酒無濾過生原酒500ml 1,080円税込み
http://shop.amanosake.com/products/detail.php?product_id=113

おりがらみ

無濾過なのでエエ感じで濁っとります。

すっごい濃厚ですよ。飲みすぎ注意!

初槽式無事終了

初槽式

本日、杉玉制作に関わってくださった方々にご参列いただき

初槽式を挙行いたしました。

ご参列いただきました皆様、本当にありがとうございました。

今季もおいしいお酒ができること間違いなし。

これで今年度の大きな催事はすべて完結。

あとは年末年始に向けてお酒を一生懸命に売るだけです。

粛々と行事が完了し、新年を迎えてまたひとつ歳をとっていく。

あと何回できるのだろうか?なんて考えるようになります。

仕事も良いが地元のコミュニティに生き甲斐を見いだすことが

これからの人生いかに大事かということを感じます。

地元に感謝。

地元が誇れるブランドになれるよう頑張ります。

明日の読売新聞朝刊に掲載予定

酒蔵どおりの協働事業である杉玉作りが明日の読売新聞朝刊に掲載されます。

昨日記者の方がご来社され取材されました。

本日連絡が入り、大きな事件事故がないかぎり掲載されるそうです。

読売新聞購読されている方は是非ご覧ください。

杉玉風景

杉玉が並ぶ光景も今日が最終日。

明日は初槽式を行い近隣住民の軒先へと吊るされます。

今年も本当にたくさんの方々の被写体になりました。

町の風物詩として続けることが一番大事。

また来年この景色に感動してもらえるように頑張ります。

マスコミへの情報提供

今年の杉玉作り&初槽式の内容をダメ元で読売新聞社
記者へ電話したら取材に来てくれた。
とりあえず酒蔵通りの写真と協働事業としての意義を
メモ取ってくれて大阪支社へ投げて頂けるとのこと。
掲載するかどうかは現時点ではわからない。
少なからず期待してしまいます。

また「日本酒発祥の地」論争について金剛寺天野酒の
歴史事実を検証していくということを投げかけたところ
非常に関心高く情報提供の依頼があった。
事実固めをじっくりして世に発信していきたいと思います。

寺内町の酒蔵『万里の春』でイベント

万里春イベント
昭和58年まで醸造されていた富田林市寺内町の酒蔵

「万里の春」酒造の蔵で明日お酒のイベントがあります。

予約なしで参加可、11時より夕方まで行われるとか。

近畿の地酒と地場野菜のお料理が楽しめるお酒の会です。

もちろん、天野酒も無濾過の生原酒を2種類アイテムに

入っているのでお楽しみいただけます。

タンクと菰酒蔵

広い空間の中に琺瑯タンクが一本展示してあり、

趣があるのですがうちの蔵と決定的に違うのが蔵のにおい。

当たり前の話なんですが造っていないと香りは出てこない。

これ結構重要な気がしました。

普段何気に働いている職場から出ているお酒のにおいは

蔵が生きている証になるんですね。

改めて使命感を刺激されちゃいました。

造り続けます。

今年も杉玉ストリート出現

杉玉2014-3

グワッ!スゴイ光景の出現です。
本日より酒蔵どおりには杉玉が50個並んでいます。

杉玉2014
今年は参加者の技術レベルが飛躍的に上がった
おかげで過去最高レベルの完成度。
お陰様で一個あたりの重量が重くて足場が折れるトラブル発生。
しかも設置がウェイトトレーニング状態で皆、筋肉痛も激しい。
25日火曜日午前中まで展示していますので見に来てくださいね。
午後からは初槽式と新酒の振る舞い酒もございます。

杉玉2014-5

せっかくの被写体も電線で台無し。
これもうちょっとなんとかならんものか。

因みに夜はこんな感じ。
といいますか長時間露光なのでかなり明るく写っています。
実際はここまでど派手ではございません。
滋味~に夜景やっています。

杉玉2014夜景

杉玉2014夜景-2

小学生の社会科見学

天見小

小学生の社会科見学でした。

人数の少ない学校なので毎年受け入れています。

地場産品としての説明とモノ造りについて熱く語ります。

地元に唯一残る酒蔵という希少性にかこつけて将来大きくなったら

天野酒を飲んでくださいねとちょっぴりPRさせてもらってます。

はたしてどれだけの子にとってのおらが酒になるのか・・・

楽しみです。

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