- 2017-02-11 (土) 15:34
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ウソみたいなホントの話です。
古い建物ってめっちゃ頑張って建っている。
という意味不明な文章から始まります。
文化財建造物の修繕工事が始まりしたが、
大がかりな雨除け屋根の設置が始まるや否や
建物の数か所から作業と全然関係ないところで壁がくずれたり
屋根板が耐え切れずに落ちたりと不思議な現象が起きています。
文化財建築物専門の先生にお聞きしたら、
今まで何もなかったものが修繕を開始したとたんに気が抜けて
このような現象がよく見られると。
ほんとアメージングな話なんです。
文化財レベルの建物は数百年にもわたり
何があっても崩れまいと必死で建とうとしていて、
いざ修繕が始まると「もういいよ!」って感じで力が抜ける。
これって人間と一緒ですよね。
こんな話を聞くと「あんたよう頑張った、ゆっくりしぃ!」って言ってやりたくなる。
現在、瓦が剝がされ大屋根がずいぶんと軽くなってきています。
柱に掛かる荷重もどんどん楽になっているはず。
この後、柱に補強が入り、腐ったところは接ぎ木をして修繕されていきます。
今までほったらかしでしたが、今後は定期的な修繕を施し、
数百年に渡って景観形成する建物になってくれればと願っています。
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