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匠の技シリーズ「控(ひか)りつけ」

もう梅雨明けしてるんとちゃいますか?
発表ないけど・・・
毎日暑い中、冷房のない現場ですが匠のスゴ技をご紹介。

今日は「控(ひか)りつけ」です。

柱を立てる土台の石を伸石(のべいし)といいますが

この上に地覆(じふく)という大きな角材を柱と柱の間に入れていきます。

のみ

土台3

土台2

土台

この木材と石との接触面をチメチメとのみで削っているんです。

で、聞いてみると石のゴツゴツした表面に合わせて木材の表面を削っているんです。

これを「控(ひか)りつけ」というらしい。

チョークの粉を石の上に撒いて木材を置いてチョークのついたところを

削ってまた置いての繰り返しを永遠と続けるこの作業。

気が遠くなります。

でもこれをやっておけば地震で揺れたときに

面と面が噛み合ってるので動かずしっかりするのだそうです。

いやぁ、ほんと凄すぎますよ昔の技術は。

これって芸術?

削りくず

土台4

納期や効率を追う今の作り方とは次元が違いすぎますね。

もう感動しまくりの修繕現場です。

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