断念！国の地域資源活用プログラム

大阪府大との共同研究酒「なにわの育」を国の地域資源活用プログラムに
認定していただけるよう中小機構に申請しておりました。何度も足を運び事業の
有用性を説明してきましたが経済局からの認定をクリアするための条件と本来の商品と
しての方向性が合わず、最後は喧嘩別れのような状況になってしまいました。
残念です。
中小機構のマネージャーは一生懸命に弊社の考えを伝えてくれたのですが、
役人の方はお酒のような嗜好品を工業製品と同じようにデータ化を望まれ
全く話が合わず、しかもエキセントリックな商品でないと認定できないような言いっぷりです。
今回清酒でのエントリーをさせていただきましたが、今までの認定例を見ていると多くがリキュール類
で認定されています。つまりリキュールは混ぜ物ですからエキセントリックな商品が作りやすいわけです。
清酒の需要が落ち込んでいる中で清酒にこだわった商品を開発しているのでカテゴリーを死守するには
製造方法に制約が出てくるわけです。今回の事業は生産農家を巻き込み、町おこしと観光にも寄与で
きる非常に意味あるものだったのになぁ。なんで分ってくれないんだろうか。
今までの認定事業内容を見てもこんな商品が事業成功を収めるはずが・・・というようなのがあります。

色々聞いてみるとどうも民主党政権下での事業仕分けに引っかかり
予算の大幅カットが行われ、新しい認定事業にはかなり消極的な姿勢のようです。
今後の事業仕分けでさらにたたかれないよう今までに認定したものに重点的に予算を掛け、
結果を出そうとする姿勢が感じられました。タイミングの悪い時にエントリー
してしまったということのようです。 これは中小機構の方からも言われました。
一年早く申請していれば・・・。結果は全く反対に出ていたかと思います。
今年は飛躍に向けて正念場の年になりますので補助金に頼らず自力で一旋風を吹かせたい
と思いますし、 それが今回お世話になった方々への恩返しになるでしょう。前向きに！