- 2011-03-28 (月) 17:18
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お酒の仕込みも終わり熟成に向けての火入れが始まりました。
火入れとは熱殺菌のことでお酒を70度弱までお燗することにより
低温殺菌され腐敗を防ぐことができるわけです。この作業をやり始めると
桜の開花が近くなり、春を感じずにはいられません。来週末には蔵人の
第一陣が岩手に帰っていきますので蔵が急に寂しくなります。考えてみると
こんなことを創業以来300回近く繰り返しているわけですが、一年って本当に早いです。
熱殺菌の作業は大きな熱湯釜に蛇管を沈めその管にお酒を
ゆっくり流すことにより熱で雑菌を殺すというものです。
当然熱湯がいっぱい出てきます。東北ではお風呂もままならない
状況なのに火入れ作業ではこの熱湯を捨てるしかないというのは
なんとももったいない。罪悪感を感じます。
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