- 2011-08-10 (水) 10:28
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福島第一原発の放射能漏れ事故で好調だった清酒の輸出が大幅に
落ち込んでいます。ここ数年国内需要が落ち込む中、アメリカ、韓国
中国を中心に好調だった清酒輸出。業界では大きな期待をしていました。
しかし、震災以降、日本から入ってくる食品全体に放射能汚染が世界中で
危惧され、輸入規制が掛かっています。お酒も例に漏れず被災地とは
関係のないお酒までもが対象になり、5月に至っては特に上記3国への
輸出が半端でない落ち込みとなっています。
原発周辺の危険区域も解除の方向になってきて国内での被害が拡大する
気配はなさそうです。各国とも輸入規制を緩めてまた少しずつ改善していく
と思いたいですが、一度汚染の風評が出てしまうと外国の消費者の心理が
どこまで元に戻ってくれるのか不安材料は尽きません。さらに今年の酒造り
の米のことを考えてみると被災地周辺の米は汚染されているいないに
関わらず原料米産地で敬遠されることは間違いない状況かと思います。
米を材料にする加工食品、飲料は今後の対策をどうすべきかを早急に
考えないといけないのが現状です。すでに古米が品切れを起こしはじめて
いるように関西エリアの米が異常な争奪戦にならないことを切に望みます。
農産物全般において農家も価格をつり上げないようにしてほしいですね。
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