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勇気ある撤退なし。「Patagonia Expedition Race」を見て

BSハイビジョンで「パタゴニア 世界の果ての冒険レース」という
2011年4月オンエア番組が再放送されていました。
パタゴニアの大自然の中、道なき道を600kmにわたりトレッキング
カヤック、マウンテンバイクでキャンプをしながら踏破するレースです。
参加チームには条件があって4人1チーム。女性が必ず1人入ること。
男性の体力と比べると明らかに劣る女性が入ることでチームワークが
求められるのです。このようなレースをレイドといいます。
自動車、バイクではラリーレイドといってパリダカールラリーが有名
ですが競技するのはあくまで1人。自分の限界に挑戦しながらレースを
戦えますがパタゴニアの冒険レースの場合、メンバー全員のペースと
チームメイトの手助けする本当のチームワークが求められます。

レース展開は前半は順調に進むがレース中盤で女性メンバーが崖で転倒、
木の枝で胸を強打するも痛みを隠して競技を続行。寝不足と体力低下、
低体温症などで呼吸不全を起こしました。大会ドクターの診断は肋骨
骨折が判明。レースをリタイアするか症状悪化を覚悟でレース続行かの
窮地に。リーダー以外は全員女性メンバーの体をいたわってリタイアの
意見。普通ならここでリーダーはリタイア宣言と思いきやこの難関を
乗り越えていくことが今後のレース人生で大きな経験になると女性を
説得。女性は痛みと戦いながら、症状の悪化を懸念しながらのレース
続行を行いました。そして結果は目標の5位入賞。すばらしい!

女性が肋骨折れていてレース続けるかぁと思いますが、このリーダーの
決断は完走したから評価できますが、これで女性に取り返しがつかない
状態でリタイアする羽目に陥っていたらボロカス言われ、人としての
部分を非難されかねない。私にはできんな、あの決断は。
今の日本人にこの状況で続行を続けれる人はほとんどいないんじゃないかな。
勇気ある撤退という言葉で普通は片付けられるでしょう。

会社を経営している者としては企業経営に通じるものもあり、チームで
の達成感など目頭が熱くなるほど感動して見させてもらいました。
結果以上に結果を出すまでの過程が人の心を打つというドキュメント番組でした。

公式HPはこちら↓

http://www.patagonianexpeditionrace.com/

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