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このコンセプトは思いもつかぬ

今日はオールドカメラやクラシカルデザインファンにはたまらない

今までにありえないコンセプトカメラのご紹介です。

PENTAX MX-1

因みに私、買ってしまいました。

まずそのデザインですが昔のマニュアルフィルムカメラを

彷彿させるデザイン。しかも見た目だけじゃないんです。

持つとどっしりした重みと厚み。とにかくコンパクトデジカメにしてはデカい。

全然コンパクトじゃねぇ。これがデジカメ?

購入時はこんな感じでレトロな新品。

重くてデカい理由はなんとボディー上面と下面に

真鍮を使っています。そう、昔のカメラの作りです。

このカメラを長年使い倒すと・・・

こんな風に塗装がはがれて真鍮の地金がが下から出てきます。

ハゲを想定して作られているんですって。

思いつかないですよね、このコンセプト。

ただここまでハゲるほど中身が丈夫に作られているのかが少し心配です。


ボディ上面には露出補正ダイヤルなどゴチャゴチャ。

昔のカメラってこんなデザインでした。

昨今のは洗練されて何でもメニューボタンから呼び出してこないといけない。

1ボタン1機能が絶対に使い易い。

PENTAX社内ではこの使い古しのデザインで販売するという意見が

出ていたらしいがさすがにそれは却下されたらしい。

C社、N社、O社、P社、S社からは絶対に出てこない商品ですね。

唯一近いのはFUJIFILMくらいでしょうか。でもFUJIFILMも出さんだろうな。

もともと日本未発売の予定でしたが5月より国内発売も開始に。

宣伝することなく滋味に売られています。殆どのショップが取り寄せのようです。

値段はネット通販で35,000円前後ですからオールドファンや

こだわり派の方、プラスチックに飽きた方は是非手にとってみてください。惹かれますよ。

なお、カメラの性能については高級コンデジの分野に入りますのですばらしいです。

レンズが明るい上に撮像素子が一般的なコンデジよりもサイズが大きい。

とくにお花やお料理などマクロ撮影に秀でていますし、風景・景色でも発色が綺麗です。

早速、マクロで撮影してみました。

ON/OFFのところでピントを合わせています。綺麗に撮れてますが

ここを拡大して切り出してみると


細かい目で見えない埃まで解像しています。

すばらしい。

カメラメーカーは1~2年で買い換えをさせるような商品開発を

しています。買い換えてもらってナンボですから。

しかし、このカメラは長く所有してもらうことを

コンセプトにしています。メーカーとしては儲からない。

ブランド構築のための商品でしょう。5~6年後にはオークションで

イイお値段ついているかもしれません。

こんなこだわりのカメラがもっと出てきてほしい。

こんなこだわりのメーカーを応援していきたいと思います。

 

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