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重伝建地区を巡る旅〜京都府伊根町〜その1

思い立ったら突然旅立つシリーズとなってしまった重要伝統的建造物群保存地区を巡る旅。

今回は台風接近の嵐の前の静けさを狙って京都舟屋の町「伊根町」へ行ってきました。

現地での機動力を考え自転車を積んでクルマで行くというのが最近の旅スタイル。

車載自転車

だが現地の路面高低差というのは地図上ではほとんどわからないもの。

海沿いやしほぼほぼフラット路面だろうという甘い期待値で行ったのだが

まさかの地獄の激坂サイクリングになろうとは

この時点では知るはずもなかったのである。

月曜日ということで朝の渋滞を避けるために朝5時40分に出発。

8月中は高速料金1,000円超える分は皆様の税金でご負担していただける電動車両優遇高速料金。

舞鶴若狭道はパスして先月全線開通した京都縦貫自動車道で行くことにした。

河内長野からだと近畿道→第二京阪道→京滋バイパス→京都縦貫道というルート。

途中SAで充電することも考え早めに出発したものの南丹SAまでは全くなかった。

京都縦貫道は充電スポットの整備が間に合っていないようである。

しかも考え事をしている間に丹南SAを通り過ぎたため、

結局伊根町役場まで充電することはできなかった。

私のアウトランダーはまだガソリンでも走れるが日産リーフだと完全に電欠ですね。

完全EV車両は要注意ルートです。

伊根町役場充電器

午前9時に伊根町に到着。役場で充電中。

クルマを止めたらどこからともなくおっちゃんが現れ、

電気自動車のことをねほりはほり聞かれました。

伊根では珍しいのかもしれない。

自販機

町役場にはふるさと応援募金自販機が設置されていて地元の人達が積極的に買っていました。

売り上げの一部が伊根町に募金されるしくみ。

河内長野市もこんなんをやればいいのに。

同じお金払うんやったらふるさと応援しまっせ!

とりあえず観光案内所へ行って情報収集する必要があり道の駅へと向かう。

道の駅からの展望はすばらしく船屋を一望できます。

家と海が一体化していますね。

道の駅展望台

重伝建地区は海岸沿いに5km近くあるので全部を見るとなると自転車での移動が最適。

歩いて廻るには限られたエリアだけとなります。

少し足を伸ばして観光巡りできるところは?の質問に

「そのほかの海岸線も風光明媚なところが多いですが上りと下りがねぇ・・・」

「まぁでも行ってみてください。」

なんか意味深な回答。

ついでに半日駐車できる無料の駐車場を教えていただき自転車をおろしていざ出発。

舟屋は家が密集しているので自転車でも押し歩きのスピードがよろしいかと。

自転車こいでると景色が流れてゆっくり見れない。

とはいえ、エリアが広いので時にはペダリングで移動というのがいいですね。

レンタサイクル

船屋入り口には来訪者に親切な無料のレンタサイクルが多数置かれていました。

舟屋の写真です。

舟屋

海がきれい

展望台からの海の色はどす黒くて海自体は綺麗じゃないのかと思ったら

実際にはこんなに透きとおっています。そして結構深いです。

日本海やっぱ綺麗。

船屋通り_R

一本中に入るとただの漁師村って感じですがお洒落なお宿ができていたり

カフェやお食事どころもポツポツ入っています。

これからもっと増えるような感じがします。

舟屋

当たり前の話ですが生活の糧がすべて海という言葉で片付く。

海水の音、海水のにおい、潮風や塩害で家が傷むとかではないみたい。

海からの恵みで稼げば家が傷んでもまた修繕すればよい。

単純にそういう生活スタイルを見ると人間ってあらゆる環境に

適応する生き物だと感心してしまいます。

私のような海のない土地で育った人間は余計にそう思うのかもしれない。

マグロの餌

港に寄り道すると大きなトレーラーから荷下ろし作業が行われていた。

おっちゃんに聞いてみるとなんとマグロの餌でした。

ぜ〜んぶサバの冷凍ものです。人間が食っても旨いとか。

卵からの養殖ではなく、網で捕まえたマグロを沖合いで育てて一回り大きくする。

するとトロマグロになり高く売れる。伊根のマグロはブランドらしい。

終点_R

道がなくなるところまで走って引き返す。

そして船屋で唯一の同業者向井酒造です。

向井酒造_R

道をはさんだ向かい側に船屋を使った休憩所があります。

向井酒造船屋_R

単に桶の蓋にお酒の箱が敷いてあるだけの飾らない簡易休憩所。

こんなところで美味しいお酒と海の幸で一杯できたら最高でしょうね。

マツ

玄関には樹齢300年のマツの気があり綺麗に手入れされてます。

店内はというと・・・

これまった飾り気なしですっぴん状態です。

決して綺麗といえるような感じじゃない。

向井酒造3 (1)_R

向井酒造3 (2)_R

うちもよそのこと言える蔵ではないですが・・・自覚済み。

これはこれでありなんでしょうね。

変に観光地化された酒蔵とは違って入りやすいかも。

ここは創業から260年続く酒蔵。

漁師が暮らす町並にある蔵元ってどういう生い立ちなのか凄く気になります。

普通は大地主が年貢米使って酒造業を営むケースが多いものです。

海のまわりでどうやって酒造業を営む経緯にいたったのかが知りたかった。

パートのおばちゃんしかいなかったので当主とはお話できず。

娘さんが女性杜氏として古代米を使った日本酒を造ってからそれが大ヒット。

エリア唯一の酒蔵であり観光地化も追い風となってるんでしょう。

どんどん観光客が入ってきます。

路駐_R

路駐のクルマがずらり。全部お酒を買い求める人です。

平日月曜日でこれですから土日はもっと凄いことになるんでしょうね。

こうなるともう外へ出て行かなくても地元でがっつり稼げます。

地酒蔵の理想の形かと思います。

レポートが長くなってきたので続編はその2へ
まもなくアップします。

コメント:2

Mark Namera 15-08-28 (金) 3:46

実は割と最近中国・四国完全制覇ツアーの締めくくりに立ち寄っていたんですよ・・・情報提供できずで申し訳ない(いまさらジロー)

kuranushi 15-08-28 (金) 9:44

知識なしで訪れるのもまたあたらしい発見、出合いがあってよい場合も
あります。ありがとうございました。

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