- 2010-05-27 (木) 14:43
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今日は天野酒の発祥の地「天野山金剛寺」の撥遣法要に行ってまいりました。
金堂が今年から平成の大修理に入るため、大日如来像を含む三尊の魂をぬく
儀式にお招きいただきました。この金堂は建立以来800年が経過し8年の月日を
掛けて修繕されます。また、三尊も時を同じくして3年をかけて修繕されます。
三尊は修理後も5年間寺を出たままとなりますが、奈良国立文化博物館で展示保存され
2018年に修繕された金堂に戻ってこられる予定です。
神聖な儀式で心を洗われて帰社いたしました。
お寺の堀座主のご挨拶の中で心を打たれたのは座主は3歳でお父様が亡くなられ
父親のお顔を知らずに育ち、大日如来像を父親のように思ってきた。その父親が
今、金堂から出て行くことに悲しみを感じ、またご自身の年齢からおそらくもう生きている間に
大日様のお顔をこの金堂で見ることはないだろう。命ある限りこの寺を守っていくと
いう言葉には重みがありました。市場経済の中でしゃかりきに生きている自分が
忘れかけているものを思い出させてもらった気がします。
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