- 2018-03-13 (火) 14:26
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旧店舗登録文化財の進捗具合です。
下ろされて角が復元された大きな鬼瓦が棟にようやく載っかりました。
棟瓦は昔ながらの輪違(わちがい)という瓦を復元しています。
すべて手作業なので相当な手間かと。
江戸時代に多くみられる虫籠窓もわざわざ京都の職人さんが来て修復しています。
江戸時代は楕円形、明治以降は真四角の形が多く、
この窓の形で年代を推測できます。
そして野地板は古色塗りを行っています。
これはもともとの経年変化した木の色に同化させるための作業です。
場所により二度塗り三度塗りを行います。
ベンガラや顔料を使っていて防虫効果も高いらしい。
最近は職人さんの人数も増えてきました。
朝からトントン、ギーギーの音が完成に向けてのビートミュージック。
少しずつですが修復が進んでおり、秋には皆様にお披露目できるかと思います。
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コメント:2
- ルパン 18-03-14 (水) 9:14
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瓦などのその当時のデザインや造り、普通の建物とはだいぶ違いますね。
重みというか当時の粋というか。感じます。
素晴らしい建物です。 - kuranushi 18-03-14 (水) 20:52
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特に棟瓦については非常に手の込んだ作りになっていて重厚感を感じますね。
文化財修復を手掛ける職人さんの技術の高さに感心しています。瓦のツライチ度が
ハンパなく、凛とした佇まいは見ていて気持ちいいものです。
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