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創業家の勘違い

某製紙メーカーの御曹司が数十億円を会社から無金利で借りて
問題になっていますね。金額は半端なじゃないです。特捜部が
動くと聞いて、必死で親族が有価証券を会社に提供し、会社に
被害が出ないようにもみ消しています。家族内で背任容疑で
起訴されれば一生消えない汚点を生むからだと思います。
特捜部は基本的には起訴できない事件には手を出さないです。
動き出すと言うことは十中八九起訴されると思うのが普通です。

創業家の孫らしいですが日本一のT大学を卒業後、
若くして社長に就き、ラスベガスやマカオで遊んで負った
大やけどの借金との報道がされています。
製紙業界では歴史のある会社だと思いますが、老舗と言われる
までの過程を今まさに彷徨っている時期だと感じました。
こういった金銭感覚の間違った経営者の時代もあり、また保守的な
経営者が現れて、紆余曲折を乗り越えて100年以上続けば老舗
の風格も出てくるのでしょうね。
といいますかこの製紙会社クラスの規模ですと老舗ではなく
長寿企業という言い方の方がいいでしょうね。現経営者も
同族以外の人間がやっているようですし。こうなると
利益重視のまさに資本主義に埋もれた拡大成長路線だけが
会社の目指すものとなっていくはずです。つまり暖簾はなくなっています。
偉そうなことを書いてますが、火の粉をかぶった身としては
どっかで聞いたような話で心が痛みますわ。

古い会社ほど周りからちやほやされて裸の王様状態になり
金銭感覚と客観性を失っていくものでそれに気付かないのです。
経営者は真横できついアドバイスをしてくれる番頭を持つ勇気
も必要ですよ。

 

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