- 2012-03-04 (日) 0:42
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間もなくあの日から一年となります。そう東日本大震災です。
あの日のテレビに映し出された生の映像はハリウッド映画のような
信じられないシーンばかりで一生忘れることはないと思います。
年末に流行語大賞なるものがありますが私の中のこの一年で一番口に
した言葉は『繋』という言葉。「つながり」「つながる」「つながってください」
「つながろうぜ」などこの言葉を何回使ったかわかりません。
これは今現在も続いています。
ちょうどfacebookというソーシャルネットワークをやり始めたことも
その要因になっていると思いますが、人とのつながりによりいろんな出会いがあって
そこから受ける影響力の大きさに改めて感動することがあります。
人との繋がりの道具としてスマホやパソコンなど情報端末というデジタル手段も
あれば、お酒という古代からつづくアナログな手段もあります。
停電すればデジタル手段はすべてお手上げ。
アナログな酒は人の結束力を高め、しかも身の心も温めてくれます。
被災地の避難所などで見ず知らずでありながら同じ境遇者間での交流の場に
酒が何気に置いてあるのをよく見かけました。
酒はただ単に人を酔わせて覚醒させるものではなく、人と人を結束させる道具として
非常に効果があるということが被災地の映像を見て教えられます。
エエもん造ってるやん!斜陽産業でありながら酒造りに関わっていることに自信が出てきます。
うちのお酒は被災地にはほとんど行ってません。うちは地酒で地元で消費してもらう造り酒屋だから。
地元の直会(なおらい)では天野酒を飲んでみんな繋がってこの町の元気の源になりたい。
そう思わずにはおれない震災後一年です。
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