- 2012-03-27 (火) 12:50
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酒造りの最後の締めくくりである火入れ作業が本日より始まりました。
お酒は搾りたてのまま置いておくと品質劣化しやすくなりますので低温殺菌を
行って貯蔵するわけです。わかりやすくいうと燗酒にしてタンクに戻し、
じっくりと熟成させるということです。この作業が始まると春の到来という
感じがします。蔵の中は独特の薫りがしていつもは寒い蔵もこのときばかりは
ボイラーを一日焚くのであったかくなります。
70度弱にあっためられたお酒はポンプで送られ密閉タンクに貯蔵。
そのままだとお酒が焼けるのでタンクに水のシャワーを掛けて急冷。
長時間のシャワーで酒蔵の中は水浸し。なのでポンプで排水作業をおこないます。
水は出しっぱなしなので非常にもったいないですが仕方ないです。
こうした手間暇が掛かってはじめて商品になるわけです。
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