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福島第一原発警戒区域にある酒蔵来社

福島県双葉郡双葉町にある冨沢酒造さんが地元の鉄工所の社長様とお見えになった。
ここは福島第一原発から3km圏内で警戒区域にあるため全く戻ることもできない。
線量が高いからである。震災後一年以上が経ち、他所で酒造業を再開することを
検討中でそれを大阪の鉄工所の社長さんが集まって支援に乗り出した。
鉄工所の技術があれば醸造機械を一から造る技術はあるが実機をみたことがない。
そこで弊社の設備、機械などを見学したいとのこと。
震災後一年経ちましたが大阪の中小企業の社長は今も支援を続けています。

話を聞けば聞くほど本当に悲惨な目に合われている。津波の影響を運良く
受けなかったがゆえに原発被害の損害賠償をあてにするもまだ
全然なされていないようである。上記の画像を見ても第1原発の
目と鼻の先に蔵があり、どうにもこうにもやりようがない。
近づけないのですから。我々が普通にできていることに感謝しつつ、
可能な支援は惜しまない。是が非でも再興していただきたいと思うばかりです。

ちょうど昨日、蔵のガラクタ撤去で古い麹乾燥台が出てきたのでお使いになるなら
タダでどうぞ。グッタイミングで福島で使っていただくことになりました。
昨日の今日で処分が決まっているものがこのタイミングで再利用いただくこのご縁。
の繋がりってほんとにあるんですね。驚いてます。
いや、この出会いは偶然ではなく必然だったんでしょう。
しかもこの道具は先人の蔵人が手作りで造ったモノでおそらく念が入っていたのです。
捨てられることを知って富沢酒造さんをここ大阪へ呼びつけたのではないかと
思います。 明日来ていたら処分されていたのですから。
ということで金銭的支援は貧乏零細企業なのでできませんが、
同業者として大阪の地から微力ながら今後もご支援させていただくことになりそうです。

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