- 2013-02-23 (土) 23:27
- 未分類
今季の鑑評会に出品する大吟醸酒の袋搾りを行いました。
無加圧で搾るので香り高く雑味のない最高級の吟醸酒が
生まれてきます。杜氏の技術のすべてを注ぎ込み贅沢な
仕込みから醸される大吟醸酒で一般市場へは殆ど出回らない
もの。自動車メーカーにたとえるとレーシングカーと
いったところでしょうか。
酒袋にもろみを注ぎ込み紐で吊って自重で落ちてくる雫だけを
集めたもの。搾り始め、中汲み、搾り終りと3段階に分けて
一斗瓶に取り分けていきます。どの部分が一番良いかは
杜氏と社員で利き酒をして決めます。
垂れ口からはこんな感じで雫が滴り落ちてきます。
搾りたてはバランスが良くても出品時にはダレてくる
場合もあり、またその逆もあります。
正直結果は予測できずそれがまた面白いのかもしれません。
これで今季の大きなヤマ場が過ぎました。
これからは蔵も落ち着いていく時期に入ります。
- Newer: 電線が消えると空が広く感じる
- Older: 古代米酒の仕込みが順調に