- 2013-09-28 (土) 22:14
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奈良吉野に持ち山があります。
近畿一円に被害をもたらした台風18号の影響が出ていないか
気になっていました。仕事も昨日の晩に片付いたこともあり
思い立って行ってきました。
会社からは車で2時間近く掛かり回りには山しかないほんとに
奥深い山です。バイクで行ったので1時間30分で林道入り口に到着。
しかし林道に入るとすぐに道が断絶しています。車では通行不可。
オフロードバイクなら何とかいけそうですがスクーターでは無理。
崩落現場にバイクを駐輪し、ここから歩きです。
山までは少し距離がありますが林道の崩落はここだけでなく、
そのあともあちらこちらで見られました。
1km弱歩いて山林入口に到着。
さっそく山に入っていきます。みなさんは山道が整備されて
いると思われるでしょうが道は全くございません。
道なき道の険しい森林を縫って登っていきます。
さっき歩いたのではと思うような動物の足跡もたくさんあり、
よくよく考えると山に入るときは一人で入ってはいけないという
ことを思い出した。このあたりはツキノワグマがたくさんいて
山で襲われると発見までに数日いや数か月掛かるかもしれない。
それこそ死にいたると白骨化で発見なんてことがあるのです。
それほど険しい山なのです。しかも今日は奈良の持ち山に行くと
いうことを家族にも連絡していなかった。今から連絡しようにも携帯の
電波は届かない。恐怖感漂う中、クマが来ないように大声を出しながら
山の被害を見て回りました。
まともにまっすぐ歩けるところはございません。
しかも崩落箇所が多数、非常に危険な状態でした。
面積が広いのでとても全部を見て回ることはできません。
定期的に山守さんが入って検山してくれているようで
以前の雪害確認、台風被害確認の文字が書かれていました。
検山の明示を確認。
切り株には多数のきのこが群生していました。
確か山の中腹にはマッタケが取れるところがあったはず。
でも今日はやめておきます。危なすぎる。
今ある杉やヒノキは曾祖父の時代に植えたもの。
いつか出材するために植林しているのですが国内の木材相場下落が
留まる気配なし。外国材にはやられてしまってる。
先祖が植林したものを時間をかけて育てても二束三文で
売ってしまうのはどうかと思う。私の息子の代まで持越して
国産材の価値が上がることを期待してしまいます。
帰りは天川村で食事をしてクマに襲われることなく無事帰還できました。
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