- 2011-07-18 (月) 0:08
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酒蔵で東北支援の物産販売を継続中ですが、ニュースでセシウム汚染の牛肉が
全国に出回ってしまい回収騒ぎになっています。酒蔵で販売しているもので
関連する商品は一切ございませんのでご安心ください。
来週、大阪府にある岩手県事務所へ出向き、売上義援金を寄付する予定と
なっています。大した金額ではございませんが、できることからという気持ちで
やってきた最中、今回の汚染牛報道で思うことがあります。
そもそもが原発事故が原因ですべて始まった放射能被害であることは間違い
ないのですが、時間を戻すことはできませんから今起こっている事実をどう
捕らえて対応していくかということは加害者も被害者も考えないといけない。
そんな中、セシウムを大量に含んだ稲わらを政府の指導が無かったので
何も考えずに牛に与えたという農家のコメントには疑問を抱かざるを得ないのです。
私のような素人でも屋外に放置していた稲わらなら危険因子があるというのは
分かるのに指導の有る無しに関わらず、自らセシウム汚染がないのか逆に問い合わせる
必要があったでしょうと言いたいのです。結果政府の指導が甘かったということで
国が謝っていますが、食肉業界全体が大きな打撃を受けていますよね。
日本国民の助け合いの精神で、東北産品を少しでも購入しようと
善意で買った人はたくさんいたはずです。その人達を裏切るようなことになり、
結果、全く関係のない安全な国産牛肉まで風評被害が出ることになるかと思います。
スーパーで産地を目利きしてお肉を料理する場合は出所がはっきりしていますが、
外食するとなると産地がどこなのか全く分からない。となると外食もしなくなる
など食肉業界だけで収まらないことになります。
被害に合われた農家の心情は察しておりますが、とにかく現状よりも悪い状況に
ならないようにするには何が必要かということ政府任せではなく
自ら考えないといけない状況だと思います。
誰もが思っているように頼りない政府だから・・・。
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- セシウム汚染牛肉に思うこと from 婆娑羅な酒蔵繁盛記