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視察二日目は小布施町

昨日の晩から小布施町に入り宿泊しました。夜は非常に寒く長袖なしではいられません。
随分と北へやってきたので気温差はかなりのものです。
朝目覚めると快晴です。お宿の朝食も済ませて歩いて小布施の町並み拝見に出かけました。
町の中心になる一角が整備されていて綺麗。みな修景された建物ばかりですが、
やはりなんだか古いんだけど新しくて綺麗なんです。私のイメージじゃない。
観光客相手の商業施設にしか見えません。昔のきちゃない部分を全部消し去っているのが
気に入りません。やっぱり金沢の大野や妻籠宿の方がいいですね。


これは枡一で有名な枡一市村酒造の酒蔵です。外国人女性ののコーディネーターが入って
売り上げが20倍になった有名な蔵です。酒蔵ですが小布施堂という会社で飲食部門や
栗菓子部門、酒造部門など多角経営が大成功している会社。この資本力には脱帽です。
田舎の小さな酒蔵がどうしてこんなにお金をつぎ込んでできるのかが疑問に思えて
仕方がない。灘、伏見の大手酒造メーカーも真似できないほどの綺麗さです。
売り上げ20倍になるとここまでできるものでしょうか。地元の人に聞いたところ
小布施町長が小布施堂の副社長だとか。この時代ですから我田引水はないと思いますが、
町を挙げての施策もやりやすいのは否めないでしょう。まして町が全国的に有名になり
観光業で潤っているのですから。私はこれを見て羨ましいとかの
レベルではなく、開いた口が塞がらないほどの圧巻の蔵構えで逆に全く参考になりません。


これは小布施堂のテラスです。気軽に入れる迎賓館みたいな感じです。

飲食レストランも経営しています。名前は蔵部(くらぶ)です。
ここもかまどがあり、すっごい綺麗なレストランです。観光バスのお客様もたくさん
利用されています。店員も全員法被に草履とカッコも徹底されています。
大阪にこのお店を持ってきても絶対はやります。こんなお店はないです。
お酒の味自体は私個人としては特においしいとは思わなかった。普通です。
粕汁も頼みましたが我が家の粕汁の方が圧倒的においしい。
ですが、この雰囲気がマイナス要因があろうともすべて打ち消すほどの完成度を
誇っています。これも外国人コーディネーターによる見せ方のすごさかもしれません。
ディスプレイや食器の使い方など結構勉強になりました。


裏道に入ると栗の小径というこれまた修景されたきれいな道があり
古いのに新しいテーマパーク的なものがあります。こんなお金どこに
あるのかと思います。おそらくお酒の収益よりも飲食やお菓子の収益が
かなりの部分を占めているのでしょう。儲からない酒造業では利益でこれだけの
ことはできないはずです。多角経営か・・・。うちにはできんな。イニシャルのお金がない。

周辺のショップや民家に目を向けるとこのようなパネルが置いてあるところは
オープンガーデンとなっていて自由に庭に入ってガーデニングを見ることができます。
大阪だと不用心でできませんよね。田舎の温和な町ならではです。こちらもマップになっています。

古い蔵の再生として美術展がやられています。綺麗ですが私はこれだけ綺麗にしてしまうと
逆に今まで生きてきた蔵の歴史が壁板の下に隠れてしまうのはどうなんでしょうか。
こういう使われ方は嫌いです。はがれた土壁も逆に味があっていいと思うのですが。


派手に修景された町並みから少しはずれたところに小布施ワイナリーという元々造り酒屋で
今はワイン醸造がメインの蔵へお邪魔しました。隠れ家的な酒蔵で好感が持てます。
小布施堂とは違い、とにかく滋味。でもポリシーもってがんばっているなと蔵構えからも
うかがい知れます。通はこういう醸造所に惹かれるんですよ。

このあと道の駅で会社へのお土産他を買って高速道路を一気に名古屋まで南下。
ビジネスホテルにチェックイン。ここで私が以前静岡でサラリーマンをしていたときからの
親友とたまたま合流できたので一緒に食事に出かけました。
名古屋ですから手羽先を食べに。激うまでした。やみつきになります。
最後にここへ来たらコレ食わなということで超激辛台湾ラーメンへ。

ここは名古屋です。台湾ではございません。というくらいに店員も外人、
店の雰囲気がバリバリの台湾のお店です。
水も紹興酒の空瓶にぬるいまんま入っているだけ。
余計なサービスはしないところまで現地流でしょうか。
メニューにカエルの唐揚げなんかもあります。よう食べませんでしたが。

これがうわさの台湾激辛ラーメン。私、麺をすすって辛さのあまりむせ返ったのは
生まれて初めてでした。それくらい辛いです。もうとにかく半端じゃない。

でも旨いんです。残念ながら出汁を飲むことができませんでした、辛くて。

今回ご馳走してくれた若林君です。
この場をお借りし御礼申し上げます。楽しい名古屋のディープなひとときでした。
明日は朝から名古屋をあとにし、大阪へ戻ります。ふ〜疲れました。

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