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大手酒造会社に就職した若者と

お盆休み期間を一人で店番していました。すると若い男の子が入ってきて
天野酒僧房酒のことや製造についてやたらと訊いてくる。しかも知識が豊富で
専門用語も出てくる。これは業界の人間かよほど日本酒が好きな人だろうなと
思いながら試飲を出して飲んでもらった。最後に業界の話になったとたん、
「実は●●酒造で営業やってます。」灘の超大手でした。やっぱりな・・・。
今年新卒組でまだ入社間もない状況。営業職で入社するも本当は酒造りをやりたかったらしい。
大手に入社すると事務系で酒造りはありえない。みな理系の博士号を持った技術者しか
採用されない。でも清酒業界にとにかく携わりたいの一心で●●酒造に入社したそうです。
入社以来数ヶ月が経つがどうも自分のやりたい仕事とは少し違うと思い始め
今後の自分の将来と会社の未来についても話してくれた。
あまり前向きな内容ではなかった。
で、アドバイスとして入社数ヶ月で会社の批判や自分の将来を決めつけてはいけないよ。
もっといろんな経験を積んでからいうべきことだよ。
会社のネガティブ探しをせずにポジティブ探しをしなさいよ。
それでどうしても合わないならまた考えることも必要だが今の段階ではおっちゃんから
見たらまだまだ子供やわ。なんて言い方はしてませんが・・・。内容としてはこんなもんです。
「3年は精一杯頑張ってみます」と言って帰りました。

我々中小零細蔵は福利厚生も十分でないし、給料も安い。でも事務系、技術系に関係なく
本気でやりたい人間には門戸を広げる懐の深さはあるように思います。
実はうちにも今月より新卒社員枠で一人入社が決まりました。書き方カッコいいですが単なる見習い枠です。
体育会系の彼は同じく酒造りがやりたいらしい。最初からやらせてもらえると思ったら大間違い。
まずは蔵店の仕事を覚えてもらいます。
外からみているほど簡単でかっこいいものじゃない。
厳しいし、給料安いし、休み少ないし、しんどいし。
だって今の時代に丁稚奉公や番頭なんて言葉が使われる業界ですから。
私は若者の未知数に掛けたいですがそれに応えてくれるかは本人次第です。

バブル期に入社した我々世代の若者像と昨今の若者像ではむしろ今の方が相対的には
軟弱だけど昔気質な職人という言葉にあこがれる子が多いような気もします。

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