2012-07

先日、うちの開かずの蔵を70年ぶりにご開帳し、中に入っていた堺の伝統工芸士の
遺作をご家族にお返しするという感動の出来事があったばかりです。
地元のラブリーホールでは奥河内現代アーティスト展が7/16日まで開催されていて
その作品群に今回のご家族の作品が展示されていました。
是非お時間作ってお立ち寄りよりください。
凄い作品ばかりです。たかが竹細工と思う無かれ、目が吸い付けられるような
立体感があります。特にヨーロッパではこの竹工芸は人気だとか。
作品のお値段は敢えて書きませんが？？？万円は普通だそうです。

国登録文化財の建物の中でまた野良猫が子猫を4匹産んでいるのを発見しました。
しかもギフトケースの資材がいっぱい入った段ボール箱の中で産んだので
破水した訳のわからん汚いものがいっぱい付着し、全部処分する羽目に。
今年に入ってこれで8匹目となります。もうご近所のよしみは越えましたね。
町会長にお願いし、野良猫に餌を与える民家に対し被害届を藤井寺保健所に
出してもらいました。家主を呼び出して被害の出ている住民と話し合いを
持つ段取りですが、この家が一筋縄でいかないようです。
言ってもきかない場合はさらに強硬な手段に出ざるをえない。
ここまでしたくないですが、何一つ改善する傾向が見られませんので仕方ない。

PENTAX　Q

今流行のミラーレス一眼デジカメを買ってしまいました。
レンズ交換式のコンパクトデジカメという表現の方がわかりやすい。
何でも限定モノに弱く、このレトロなシルバーカラーは1600台限定。
すでにメーカー在庫がなくなったとの情報を得て、買うなら今しかない。
というわけで気がついたら手元に届いてました。
この手のカメラはかわいいデザインのタイプと硬派なクラシカルなタイプに
別れるのですがこのペンタックスQはそのどちらも兼ね備えているデザイン。
これに一目惚れしてしまいました。しかも他社は撮像素子をコンパクトデジカメ
よりも大きくして高画質をウリにしていますが、この機種はあえて小さな
撮像素子とし携行性に特化しています。ようするに他社と真逆のコンセプトで
設計されていてそこの割り切りがすごく楽しいカメラです。
どのくらい小さいかはこの図をご覧あれ

レンズ交換式なのに手のひらにかっぽり収まるほど小さいです。
これならどこへ行くにも持って行けそう。
画質は他社より撮像素子が小さい分不利ですが、これだけのサイズに収まってるはすごいです。
最近になって各社のレンズアダプターが発売されたのでメーカーの違う
レンズがこのカメラには装着できます。因みに焦点距離は5.5倍になりますので
私のキャノンの一眼レンズ200mmをこのカメラに付けると1100mm、
300mmを付けると1650mmというとてつもない超々 望遠レンズになります。
この使い方だけでもしばらく飽きずに 遊べそうです。
特に野鳥の撮影なんかに良いでしょうね。

こういったおもしろカメラはデジタル時代の前は結構ありましたが、
今は採算や収益を第一にするので カメラ各社もお遊びの機種が出なくなりました。
製造業は割り切り、こだわりの商品開発もしないと魅力的なブランドとして
生き残れないのでは・・・。
PENTAXよ！よくやった！

今年の梅雨はよく降りますよね。梅雨らしいといえばらしいのですが。
そして梅雨の中休み。昼間は30度まで気温が上がって暑いです。
しかし、例年と違うのが夜の涼しさです。私の自宅はマンション最上階なので
昼間の天井熱がたまって結構夜になっても暑く、この時期ですと
クーラーにスイッチが入ります。ところが今年はまだリビングもクーラーの
お世話になっていない。窓を開けるとすごく涼しい風が入ってきます。
この時季でノンクーラーというのは普通あり得ないです。
節電が叫ばれる夏ですが夜の電力使用量もかなり抑えられているのでは。
本来昼の電力量が一番心配なんですが、昼間が逆にクーラー要らない状況だと
今度は冷害で野菜の高騰、衣類や家電が売れないなど経済に影響してきます。
涼しい夜はよく眠れ次の日の元気の源となります。
こんな日がしばらく続けばいいのですが。

Nintendo3DSのゲームソフト「逃走中」が７／５に発売開始。凄い人気で手に入らない。
テレビ番組で人気の鬼ごっごがゲームになったもの。家族みんなでこの番組は見ているのですが
芸能人がいっぱい出てて結構面白かったりします。発売を前に子供はお小遣いから自分で
買うと言い出しネット注文するも受注漏れが発生して発売日に入手できず。そして近隣の
電機量販店に問い合わせるも全滅、難波のヤマダ、ビッグもアウト。
ところが穴場がありました近鉄百貨店。兄弟で必要なので2個ゲットできました。
家内はわざわざ近鉄百貨店まで取りに行く。たかがゲームごときに…。
バカじゃ無かろうか。呆れてます。

京都精華大学人文学部の教授がご来店され老舗の地域貢献について取材を受けた。
専門はベンチャー企業の研究らしいがベンチャーは短命が多く、
老舗からのヒントをベンチャーに活かせないかを調査しているらしい。
随分前にDM封書によるアンケート調査があり、そういえばそんなのに答えたかな
というくらいの感覚だった。
そのアンケートの中で事業として一番大切にしていることは？
答え『地域貢献』
この4文字に関心があるようだ。
一般企業における事業の優先度において『地域貢献』というのは殆ど無く、
あっても近所の清掃などごく貧相な内容である。うちの会社のように
事業の一番に『地域貢献』を謳っている会社は珍しい上、老舗ならではの
回答であると言われた。具体的な内容を聞かれたが、
何もいいかっこで書いたわけでなく、今まで酒蔵通りを中心に町おこしや
町民との協働作業などを普通にお話しし、事業目標も市内での販売で
すべて事業が成り立つ規模に落としていく。無理に売りに行かないなど
素のままにお話させてもらった。
結構そんな話に感銘を受けられたようで納得されて帰られた。

机上で語り、学ぶものとは違い私の場合、実経験と現在進行形を
地でゆくので分かり易かったのかもしれない。

でも、ベンチャー企業に老舗の方策は通用しないように思う。
事業拡大、事業繁栄を第一としていて勝ち抜き戦を自ら仕掛けるから。
老舗における生まれた時からの使命、運命、天命からくる
生き様はなかなか一般人には理解してもらえない部分が多い。
なので同じ境遇の者とは非常に話が合う。ベンチャーの人間とは話ができても
心の奥では全く参考にならないので本気で会社の話はできないでいる。
ベンチャーが悪いという意味ではございません。企業の生き方の違いなんです。

来る10月21日に開催が決まっている高野街道まつりにおける酒蔵通りの
イベント名が決定いたしましたのでお知らせいたします。

フード＆クラフト『奥河内コレクション』

食べる・見る・楽しむ
一日限りのすてきな市を開催いたします。
当日は歩行者天国。家族揃ってご来場ください。

更なる詳細は追ってご報告いたします。

旧店舗の修復に向け、ガラクタの処分をしています。唯一手つかずの蔵が
残っていました。入り口の錠前の鍵が紛失しているために誰も入ることが
できず70年の間、中に入っている品々を詳しく見れませんでした。
ただ、この中の品々は堺の伝統工芸士の所有物であるとの言い伝え。
戦時中に河内長野に疎開されていたときの物です。
よって勝手に持ち出すこともできない。

今般蔵を開けるあたり子孫になられる方を立ち会いのもとで解錠しました。
外観を見ると雨漏りが激しいように見えますが、中は全く雨漏りしておらず
非常に綺麗に保存されていました。当時の生活の品や貴重な作品が出てきて
子孫の方々は皆感動！一般的には価値のないものでも家族にとっては
家の歴史を語ってくれる品々。すべてお持ち帰りいただきました。

これはドラマの一コマかという感動。共有させてもらいました。
私もなんか良いことをした気分です。私の曾じいさんの時代に知り合った
伝統工芸士さんが同じく3代を経てまた繋がる。これはすごいことです。
これを機会にまたお付き合いが始まり、そして我々の子供や孫がまた
繋がるかもしれません。先人が築いてくれたもの、歴史･･･。
私もこの伝統と歴史を残していけるように頑張らないといけませんね。

歩いて通勤するときはiPodで音楽を聴いています。アップル純正のイヤホンを
使っていましたが歩くという動作ではコードがかさばって邪魔になるなと
思っていたところブルートゥースのイヤホンが安く売っていたので試しに
買ってみました。イヤープラグの横に飴ちゃんのようなものが付いていますが
これが受信機です。iPod本体との接続がいらず無線で音楽が聞けます。よって
首回りがすっきり。しかも携帯とペアリングしておけば電話が掛かってきた時に
そのまま通話もできます。非常に便利ですね。ただ音質だけについて言うと
少しこもった感じで気になる人は気になるレベルかもしれません。
2000円チョイなので私にとっては便利な品となりそうです。

最近のfacebookウォールに多いのが原発再稼働への反対意見。
少なくとも私の身近な方々の中では賛成派は極々僅かです。
といいますか賛成派は居ても静かにしているんでしょうね。
あまり報道がされていませんが東京でのデモの人数が先週末20万人に
達しているにもかかわらず紙面やニュースで大きく取り上げられない。
これも情報操作されているのでしょうか。
ネットで検索してみるとただただバカ騒ぎをしに来ている者、
パフォーマンスとしか思えない格好で来ている者など
いろんな人が参加していますね。これも考え物です。

私は以前にも書きましたが福島原発のあの状況を見て推進は
できませんし代替エネルギーや再生エネルギーなどを日本の技術で
変えていくことが必要だと思います。しかし、今日からいきなり止めて
明日から別のエネルギー、みたいな切り替えは物理的にできないのは
誰もが分かっているはずです。なのにあれだけの反対デモをする
のは少しでも隠されている情報公開を求めたり、代替エネルギーへの推進を
今のペース以上に国が推し進めるよう求めるために行っているのでしょぅ。
そして我々の子供を守るために行動を起こしているのでしょう。
そんな中、子供の体にプラカードを貼り付けてデモを行っている
状況を見たとき、考えるものがありました。
あのデモの参加者の方々の職業を考えたときに大きな電力を使う製造業に
携わる人はいないだろうなとか。原発、電力関連の人たちや家族は
いないだろうなとか。
製造業や電力関連で生計を立てている方々にも同じように扶養家族があって
みんな必死で家族を養っておられます。
この子供達も同じ日本国の宝でありながら親の仕事によるリストラや廃業で
急激に生活環境が変わるようなことがあっていけないのでは。

安全も大事だし経済も大事だし、これら全部に電力が絡む世の中になってしまった。
バランス取るのは難しいですね。